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2024.12.06
歯周病

毎回同じ歯のところに食べた物が挟まるのはなぜ? 効果的な治療方法と毎日のケアを紹介

「いつも同じところに食べ物が挟まる」とお悩みの方もいるではないでしょうか。

本記事では、同じ箇所に食べ物が挟まる理由やその治療法、日常の口内ケア方法を解説します。

同じ歯のところに食べた物が挟まって困る! なぜなの?

同じ歯のところに食べた物が挟まって困る! なぜなの?

特定の歯と歯の間に繰り返し食べた物が挟まるのは、以下の症状が関わっていると考えられます。

  • 歯間に虫歯がある
  • 歯周病が深刻化している
  • 歯並びやかみ合わせが悪くなった
  • 治療時の詰め物が劣化している

歯間に虫歯がある

毎回同じ歯と歯の間に食べ物が挟まる場合、そこに虫歯がある可能性があります。

歯と歯の間は歯ブラシが入りにくく、汚れを除去しにくいため虫歯が発生しやすいです。悪化すると徐々に歯間の隙間が広くなり、食べかすが入りやすくなります。

歯周病が深刻化している

歯周病にかかると、歯茎が炎症を起こして歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)が広がる場合があります。

歯周病とは、歯を支える骨が徐々に溶けていく病気です。進行すると歯茎が後退して隙間が広がるため、小さい食べ物のかすが押し込まれてしまいます。最終的には歯が抜け落ちる可能性もあるため、早めに対処しなければなりません。

歯並びやかみ合わせが悪くなった

歯並びやかみ合わせの悪化も、食べ物が歯の隙間に入りやすくなる要因です。

歯並びやかみ合わせが良ければ、かんだときの力が均等に分散されます。しかし、歯ぎしりや食い縛りなどで歯が動くと、特定の場所に強い力が掛かるようになるため、隙間に食べかすが押し込まれる場合があります。

治療時の詰め物が劣化している

治療時の詰め物の劣化が原因で歯の隙間が広がっている場合もあります。

詰め物は時間の経過とともに接着剤が弱まり、隙間が生じる場合があります。隙間に食べかすや汚れが蓄積されると、さらなる問題を引き起こすリスクもあるため、定期的に歯科検診を受けるのが大切です。

毎回同じ歯に食べ物が挟まる問題を放置するとどうなる?

毎回同じ歯に食べ物が挟まる問題を放置していると、歯周病を発症する恐れがあります。食べかすを栄養素として吸収した細菌は歯垢となり、やがて歯石になって歯茎にダメージを与え、歯周病へと進行するためです。

また、虫歯がひどくなる可能性もあります。理由は、挟まった食べかすから酸が発生し、周囲の歯のエナメル質が侵食されるためです。さらに食べかすが長期間放置されて腐敗すると、細菌が発生し、口臭の原因になる場合があるため注意しましょう。

毎回同じ歯に食べ物が挟まるときの対処法

同じところに食べ物が挟まりやすくなった際は、以下の方法で改善していく場合があります。

  • 歯周病を治療する
  • 虫歯を治療する
  • 詰め物や被せ物を交換する
  • 矯正治療を行う

歯周病を治療する

歯周病で歯がぐらつくと、そしゃくしていくうちに歯と歯茎の隙間が広がることがあります。歯周病の治療を行うと歯茎の炎症が軽減され、歯を支えられるようなる可能性があるでしょう。結果として隙間が狭まり、食べた物が挟まりにくくなる状態になります。

虫歯を治療する

虫歯を治療することで、歯と歯との隙間が埋まり、食べた物が挟まらなくなる場合があります。

軽度な虫歯なら、削った後にレジンを硬化させて対処する場合もありますが、歯に穴が空くほど進行した虫歯は被せ物をして処置するのが一般的です。状態がひどく歯の根しか残っていないようなときは、ブリッジやインプラントで対処するケースもあります。

詰め物や被せ物を交換する

詰め物や被せ物付近の歯で食べ物が挟まる場合は、歯科医院で詰め物と被せ物を交換してもらいましょう。これらを交換することで隙間が埋まり、食べかすが挟まらなくなることがあります。

矯正治療を行う

歯並びやかみ合わせの問題も、食べ物が隙間に入る要因の一つです。矯正治療で歯並びを整えることで、そしゃくの際の力が均等に分散され、同じ場所に繰り返し挟まりにくくなります。

同じ歯のところに食べ物が挟まらないよう普段からできる口内ケア

歯の隙間が広がり、毎回同じ歯のところに食べ物が挟まらないよう、普段から以下のケアを心掛けましょう。

  • 柔らかめの歯ブラシで円を描くように一日2回磨く
  • 歯間ブラシで隙間の食べかすを除去する
  • 年に一回は定期検診を受ける

まずは丁寧な歯磨きで清潔な口内環境を維持し、歯周病や虫歯のリスクを軽減しましょう。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシを使って歯の隙間の食べかすも除去していきます。

つまようじでも食べかすは取れますが、強く押し込み過ぎると歯茎を傷つける恐れがあるため、できるだけ歯間ブラシやデンタルフロスなどの柔らかい物で除去しましょう。除去する際は、力を入れずに優しく左右に動かして取り除いてください。

また、年に一回は定期検診を受けましょう。検診では、歯ブラシでは取れない汚れを除去してくれたり、歯にトラブルがないかを確認してくれたりします。早い段階でトラブルを発見できれば症状が悪化する前に対処できるため、定期的に受けましょう。

同じ歯のところに頻繁に食べ物が挟まるようになったら歯科医師に相談しよう

同じ歯の隙間に繰り返し食べた物が挟まるのは、歯周病や虫歯、歯並びの悪さなどが原因の可能性があります。普段の口内ケアを振り返るとともに、歯のトラブルが起きていないか歯科医院を受診し確認してもらいましょう。

名古屋歯科では、患者さまの口内の状態に応じた適切な治療を行っています。歯に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ名古屋歯科にご相談ください。

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