歯列矯正の種類を比較！　自分に合った治療を見つけよう

歯並びが気になる方や、かみ合わせが悪い方、歯磨きがしにくい方などにおすすめなのが、歯列矯正です。歯列矯正にはワイヤー矯正・裏側矯正・マウスピース矯正の3種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

本記事では、歯列矯正の概要とメリット、種類、種類ごとの比較を紹介します。自分に合った矯正方法を選択して、理想の歯並びを手に入れましょう。

歯列矯正とは

歯列矯正とは、歯並びやかみ合わせの不正咬合（ふせいこうごう）を改善する治療です。出っ歯や受け口、八重歯、すきっ歯、歯が重なっている、かみ合わせが悪いなどの症状を改善します。歯並びが悪いと、見た目が悪くなるだけでなく、食べ物をうまくかめなかったり、発音が不明瞭になったりするなどの問題が生じます。歯列矯正によって歯並びを整えることで、これらの問題の解決につながる可能性があるといえるでしょう。

歯列矯正のメリット

歯列矯正のメリットは、大きく分けて以下の3つです。

1. 見た目の改善

まず歯並びが整うことで、見た目が改善されます。自信を持って人前に出やすくなることで、コミュニケーションの活性化にもつながるでしょう。

2. 機能性の向上

歯並びが悪いと、食べ物をうまくかめなかったり、発音が不明瞭になったりすることがあります。歯列矯正によって歯並びを整えると、かみ合わせや発音が改善され、日常生活を快適に送れるようになります。

3. 虫歯や歯周病の予防

歯列矯正によって歯並びを整えると、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防につながります。また、かみ合わせの改善による顎関節症の予防や、口呼吸の改善による口臭予防効果なども期待できます。

歯列矯正の種類

歯列矯正は、主に以下の3種類があります。それぞれの特徴を解説していきます。

1. ワイヤー矯正

歯の表側にワイヤーとブラケットを装着して、歯を動かす方法です。ワイヤー矯正は歯の位置を大きく動かせるため、さまざまな不正咬合に対応できます。ただし、ワイヤーやブラケットが目立つというデメリットがあります。

2. 裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着するため、表側矯正に比べて目立ちにくいというメリットがあります。そのため、見た目が気になる方や、仕事やプライベートで目立ちたくない方に適しています。ただし、慣れるまでは歯磨きや食事の際に気になる方もいるようです。また、裏側矯正は技術的に難しい治療になるため、表側矯正に比べると費用が高い傾向にあります。

3. マウスピース矯正

透明なマウスピースを装着して、歯を動かす方法です。ワイヤー矯正に比べて目立ちにくく、装着も簡単なため、近年人気が高まっています。なおマウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて歯の位置を動かす力が弱いため、治療期間が長引くこともあります。

歯列矯正の種類ごとの比較

3つの歯列矯正の治療範囲や費用などを、以下の表にまとめました。

自分に合う歯列矯正の方法を選ぶためにも、それぞれの違いを押さえておきましょう。

対応症例

歯列矯正は出っ歯や受け口、八重歯、叢生（そうせい）、交叉咬合（こうさこうごう）、開咬（かいこう）、過蓋咬合（かがいこうごう）など、さまざまな症状に対応できます。自分の歯並びの症状がどの程度改善できるのか、矯正医に相談して確認しましょう。

ただしマウスピース矯正では対応できる症例が限られるので、マウスピース矯正を受けたい場合は一度問い合わせてみましょう。

目立ちにくさ

ワイヤー矯正は歯の表面にブラケットとワイヤーを装着するため、目立ちやすい点がデメリットです。

一方で裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着するため、矯正箇所が目立ちにくいというメリットがあります。また透明なマウスピースを装着するマウスピース矯正も、同じく目立ちにくい治療方法です。

費用

矯正治療にかかる費用は、矯正装置の種類や治療期間によって異なります。一般的に、ワイヤー矯正の方がマウスピース矯正よりも費用が高くなります。

痛み

矯正方法を選ぶ際、痛みや違和感が気になる方もいるでしょう。以下にて、矯正方法ごとの痛みについてまとめました。

【まとめ】

自分に合った種類の歯列矯正で、歯並びの悩みを解決しよう

歯列矯正は歯並びやかみ合わせの不正を改善する治療です。出っ歯や受け口、八重歯、すきっ歯、歯が重なっている、かみ合わせが悪いなどの症状を改善します。歯並びが悪いと、見た目が悪くなるだけでなく、食べ物をうまくかめなかったり、発音が不明瞭になったりするなどの問題が生じる可能性もあります。

自分に合った歯列矯正を選択し、歯並びに関する悩みを解決しましょう。