矯正中でも食べていいの!?食べやすい食べ物をご紹介

歯の矯正中は、矯正器具に違和感を感じたりして、食べ物が食べにくいと感じる事があります。毎日の食事では、バランス良く栄養を摂取するのは勿論、楽しく食事が出来る事が大切です。
この記事では、矯正中に感じる違和感や痛みの原因と対処法を紹介していますので、参考にしてみて下さい。
矯正中の食事で歯が痛む3つの理由
歯の矯正中の食事では、歯の痛みに悩む事があります。まずは、歯が痛む原因について理解し、どの様な食べ物が食べやすいかを見ていきましょう。
矯正器具を装着した事による口内炎が出来る事による痛み
歯に矯正器具を装着すると、口の内部や舌に触れる事で、口内炎が出来て痛む事があります。口内炎は、数日~1週間程度で治りますが、口内炎の回復を早めたり、予防となるビタミンB群の食べ物を意識すると良いでしょう。
口内炎の症状が酷い場合は、サプリメント等でビタミンB2やB6を摂取するのもオススメです。
矯正によって歯が動く事による痛み
歯の矯正では、歯に一定方向の力を加える事で、歯を動かしています。厳密には、力が加えられている歯の部分が溶けて、反対側に新しく骨が作られます。この歯が溶ける際に、痛みを伴う物質が分泌されるのです。
但し、歯が動く事による痛みは、矯正装置の装着から1週間程度で治まります。装着の翌日から翌々日に痛みのピークがありますので、その間は、強い力で噛まなくても食べられる食事を意識するのが良いでしょう。
食べ物を噛む時に生じる違和感や痛み
矯正中は、堅い食べ物を食べると、それが刺激となって痛みを感じる事があります。また、繊維質の多い魚や春雨などの食事は、装置に挟まって不快に感じる事もあります。矯正装置に食べ物が挟まってしまうと、虫歯になってしまう事もあるので気をつけましょう。
矯正装置に慣れていないうちは、麺類などを噛まずに飲み込んでしまい、矯正装置に食べ物が引っ掛かって飲み込めない、という事もあるので、普段より食事内容に気にかける必要があります。
矯正中に痛みを感じにくい食事5つ
歯の矯正中でも食べやすい食べ物を5つご紹介します。ただし、食事は栄養バランスも大切なので、紹介された食べ物だけを食べる、という事が無いように注意しましょう。
1. 強い力で噛まずに飲み込める柔らかい食べ物
歯が動く事で生じる痛みは、柔らかい食べ物を食べる時の方が感じにくくなります。キュウリや人参などの生野菜は、スムージーや野菜ジュースにして頂くと、食べやすくなります。
ご飯もリゾットやお粥にして食べれば、歯に強い刺激を与えずに食事が出来ます。同様にプリンやアイスクリーム等も食べやすいですが、虫歯にならないように、適切な量を心掛けましょう。やわらかいデザート類でいうと、ヨーグルトやジェラートもオススメで、痛みを和らげてくれます。
2. 水分を多く含んでいる食べ物
水分を多く含む食べ物は、矯正中でも食べやすいと言えます。
たとえば、タンパク質を摂取するなら、お肉やお魚よりは豆腐や豆乳の方が痛みを感じにくくなります。ご飯やパンが食べれない程痛みが酷い時は、矯正器具に絡みにくい太めのうどんを主食にしたりできます。
野菜やお肉をどうしても食べたくなったら、柔らかくなるまで煮込んで、お鍋として頂くのも良いでしょう。
茹で野菜はやわらかくなり、消化もしやすく、矯正中の食べ物としては最適です。
3. 矯正装置に挟まりにくい食べ物
矯正装置に挟まりやすい食べ物は、避けた方が良いでしょう。例えば、お刺身を食べる場合は、マグロ等のスジが強いものは避けて、スジが柔らかいサーモンやホタテの方が食べやすいです。
マグロを食べる場合でも、たたきにして食べると食べやすくなります。肉料理を楽しみたい場合は、鶏むね肉などのやわらかい部位で調理するのがおすすめではありますが、強い繊維がありますので、鶏挽き肉の雑炊にして頂くと、矯正装置に挟まる心配が無くなります。
4. ビタミンB2を多く含む食べ物
ビタミンB2をしっかり摂取すると、口内炎の予防や回復を早める効果があります。ビタミンB2は、牛乳や玉子、ノリやワカメ、マッシュルームに多く含まれているので、柔らかい食べ物としても頂けます。
どうしても噛む事が難しい状況なら、干し椎茸やワカメを細かくしたものを味噌汁にして飲んだり、ズワイガニを中華スープにして飲むと、ビタミンB2も摂取出来ます。
5. ビタミンB6を多く含む食べ物
ビタミンB6も口内炎の予防や回復に効果があります。
ビタミンB6が多く含まれる食べ物では、鮭やバナナ、サツマイモ、赤パプリカが食べやすくなります。鮭雑炊にして頂いたり、バナナやサツマイモ、パプリカでスムージーを作るのもオススメです。
食べ物を噛む時の痛みはない、という場合は、白米に玄米を加える事で、効率良くビタミンB6が摂取出来ます。
矯正中に痛みを感じにくい工夫6つ
1.柔らかい食べ物
上述にもありますが、やわらかいものを食べるようにしましょう。やわらかいものであれば噛む量を大幅に減らすことができ、歯への負担を減らすことができます。スープやプリン、ジェラートやヨーグルトは特に痛みを感じずに食べやすいものです。
2.食べ物を細かく小さく切る
硬い食べ物を中心に、細かく小さく切ることで噛む量を減らすことができます。
3.噛む回数を減らす
いくら小さく切っても硬いものはどうしても噛みたくなりますよね。そういうときは舌や口の中で食べ物を優しく押しつぶしたり、口に含む前にスプーンなどで押しつぶしてから食べると食べやすくなり、噛む量も減らすことができます。
4.温かい飲み物で口の中を温めておく
食事の前に温かい飲み物を飲むと、口周りの筋肉が緩むため、痛みの緩和に最適です。また食後にも温かい飲み物を飲むと、食後の痛みも軽減してくれます。
5.ゆっくりと食事を楽しむ
急いで食べるとどうしても歯に負担がかかってしまいます。ゆっくりと食事をとることを意識しましょう。
6.鎮痛剤を食事の前後に飲む
どれだけ工夫しても痛いときは痛いですよね。そういう時は我慢せず薬に頼りましょう。ただし薬の摂取量については主治医の指示に従って、適切な量を摂取しましょう。
それでも我慢できない!噛めない期間の栄養は?
上述のものをすべて試しても痛いときは痛いですよね。そんな時は栄養ドリンクや栄養ゼリー、プロテインシェイクに頼りましょう。
バランスがしっかりされている栄養ドリンクやプロテインシェイクは、どうしても噛めない時期にはもってこいです。サプリなどの栄養補助食品と一緒に組み合わせるとより栄養不足を補うこともできます。
矯正期間中に避けるべき食べ物は?
1.硬い食べ物
包丁などで細かく小さくできるものは歯への負担を減らすことができますが、
キャラメルやナッツなど、歯への負担が大きいものは避けましょう。
2.色素の濃い食べ物
カレーやソース、コーヒーなどの色が濃い食べ物は、歯への負担とは別で、矯正措置に色が付着しやすく、見た目に大きな変化が出てしまいます。絶対に避けるべきというわけではありませんが、食事後に十分に歯を磨いたり、口の中をよくすすいで色素を取り除きましょう。
3.粘り気のある食べ物
粘り気のある食べ物は、色素の濃い食べ物と同様、矯正措置に影響があります。食べ物が矯正措置にくっつきやすく、また取り除くのが難しい場合があります。キャンディーやガム、餅などは控えたほうがよいでしょう。
矯正中の食事で気になる点は何でも歯医者に相談しよう
矯正中に感じる歯の痛みは、1週間程度で収まる事がほとんどです。矯正装置の装着から1週間を超えても痛みがあったり、どうしても気になる場合は、かかり付けの歯医者さんに相談して診てもらうのがオススメです。
歯医者さんに歯の状態を診てもらい、「大丈夫ですよ!」と言ってもらうだけでも、歯の痛みによる不安の解消になるでしょう。