歯医者に行く前にやっておくこと! 行く前に歯磨きできない場合の対処法もご紹介
「歯医者に行く前に歯磨きは必要なの?」と疑問に感じている方もいるでしょう。
治療をスムーズに進めるためには、事前に歯磨きしておくのがおすすめです。また歯磨き後の状態が分かるので、歯磨き指導もしてもらいやすくなります。
本記事では、歯医者に行く前にやっておくべきことを解説します。事前に歯磨きができない場合の対処法も紹介するので、参考にしてください。
歯医者に行く前には歯磨きをするのがエチケット
歯医者での治療では口の中を見せるため、事前の歯磨きはエチケットとして必要です。また食べ物のかすが口の中に残っている場合、正確な診断を妨げる原因にもなります。スムーズな治療を受けるためにも、歯医者に行く前は歯磨きをしましょう。
特に歯科検診では歯磨き指導があり、歯垢を染め出して磨き残しを確認します。歯磨き後の状態で歯科検診を受けて、磨き方の癖のチェックや磨き残しがないかを指導してもらうことも大切です。
歯医者に行く前に歯磨きをする3つのメリット
歯医者に行く前の歯磨きはエチケットであり、さまざまなメリットがあります。ここでは、歯医者に行く前に歯磨きをする3つのメリットを紹介するので、確認してみましょう。
- 歯科医師が正確に診断できる
- 治療がスムーズに進む
- 歯磨きの指導をしてもらえる
歯科医師が正確に診断できる
歯磨きをしないで歯医者に行った場合、口腔内には食べ物のかすや歯垢が残ったままの状態です。口腔内の汚れによって歯や歯茎の状態が分かりにくくなり、歯科医師が正確に診断できない可能性があります。
特に虫歯や歯周病を診断する際は、歯や歯茎の正確な状態の把握が必要です。一人ひとりの症状に合わせて適切な治療を提供するには、患者さんの協力が欠かせません。
また口腔内を清潔に保つことで、治療後の感染リスクも抑えられます。歯医者に行く前には歯磨きをして、口腔内を清潔な状態に保ちましょう。
治療がスムーズに進む
歯科治療では、一人当たりの治療時間が決まっています。そのため、治療をスムーズに進めるには歯医者に行く前の歯磨きが重要です。
事前に歯磨きをしていない場合は余計な歯のクリーニングが必要になり、治療時間の延長につながる可能性があります。想定よりも時間がかかることで、他の患者さんにまで迷惑が及ぶかもしれません。
時間内に治療を終えるために、歯医者に行く前の歯磨きを心掛けましょう。
歯磨きの指導をしてもらえる
歯医者に行く前に歯磨きをしていれば、自身の磨き方の癖や磨き残しの有無が分かります。歯科衛生士のチェックを受けることで、歯磨き指導をしてもらえるのもメリットの一つです。
自己流の歯磨きでは、磨き方によっていつも同じ部分に磨き残しが生じる場合があります。歯磨き後の状態をチェックしてもらえば、改善すべきポイントを丁寧に指導してもらえるでしょう。
また自分で行う口腔ケアの質を高めるためにも、事前に歯磨きを行って磨き残しがないかをチェックしてもらうのがおすすめです。
歯医者に行く前に歯磨きをしないデメリット
歯医者に行く前に歯磨きをしないと、さまざまなデメリットがあります。
特に食事後は食べ物のかすが残っているため、放置したことで口臭の原因となります。
また歯の汚れや歯垢を除去するには、治療とは異なる器具が必要です。治療時間は決められているので、クリーニングに余計な時間を割くことになり、本来の治療時間が短くなる可能性もあります。
正確な診断や適切な指導を受けるために、歯医者に行く前には歯磨きをしましょう。
歯垢チェックのためにも歯磨きは重要
歯医者では治療や検診の際に、歯垢がどれほどたまっているのかを確認しています。
歯垢とは、歯と歯の間や歯と歯茎の境目に付着しているネバネバとした塊のことです。歯垢は水に溶けにくいため、うがいをするだけでは落とせません。
また歯垢には細菌が生息しており、虫歯や歯周病の原因となります。そのため、検診時の歯垢チェックは特に重要です。
歯垢の状態を正確に把握して適切な治療やケアを提案してもらうためにも、歯医者に行く前の歯磨きを徹底しましょう。
歯医者に行く前に歯磨きできない場合の対処法
とはいえ、歯医者に行く前の歯磨きは必須なわけではありません。そのため、仕事や学校などで事前に歯磨きできない方も安心してください。
事前に歯磨きができない場合は、殺菌作用のあるマウスウォッシュを使用してうがいをしておくのがおすすめです。
また多くの歯医者では洗面所や歯磨きができるスペースが用意されています。時間に余裕がある場合は、歯医者に着いてから歯磨きしておくのがよいでしょう。
歯医者に行くときに持っていくもの
歯医者でスムーズに診療を受けるには、持ち物を事前に準備しておくのがおすすめです。特に久しぶりに受診する方は、以下の持ち物を忘れないようにしましょう。
- 健康保険証(マイナ保険証)
- 診察券
- お薬手帳
- 普段使っている歯ブラシ
この中でも健康保険証は特に重要です。窓口で健康保険証を提示できないと、全額自己負担になるので注意してください。
また定期検診を予定している場合は、歯磨き指導を受けることが考えられます。普段使っている歯ブラシを忘れずに持っていきましょう。
スムーズな治療を受けるために歯医者に行く前に歯磨きをしよう
歯科治療では口の中を見せるため、歯医者に行く前の歯磨きは必要なエチケットです。事前に歯磨きをしておくことで治療がスムーズに進み、正確に診断してもらえます。
仕事や学校などの都合で事前に歯磨きできない場合は、マウスウォッシュを使ってうがいをしておきましょう。また時間に余裕があるなら、歯医者で洗面所を借りて歯磨きするのもおすすめです。
歯磨きを忘れても怒られることはないですが、できるだけ事前に済ませておきましょう。