「歯医者が怖い」「虫歯が多過ぎて怒られそう」など歯医者に行きたくない方向け! 歯医者の不安解消方法とは?
「歯が痛い気がするけれど、歯医者には行きたくない」という方は多いでしょう。
歯科治療では痛みや不快感を抱くことがあるため、歯医者に対して好ましくない印象になりがちなのは自然なことです。しかし、歯医者への通院を避け、虫歯や歯周病を放置してしまうと、さまざまなリスクが生じます。
そこで本記事では、歯医者に行かないことのデメリットと、歯医者への不安を解消する方法について解説します。
歯医者に行きたくない・怖いと感じる4つの理由と解消方法
歯医者に行きたくない・怖いと感じる理由はさまざまです。ここでは、4つの理由と解消方法を解説します。
- 過去に嫌な思いをしたため治療が怖い
- 口の中や虫歯だらけの状態を見られるのが恥ずかしい
- 独特な匂いや機械の音を苦手に感じる
- 予約するのを面倒に思う
過去に嫌な思いをしたため治療が怖い
歯科治療では痛みを伴うケースもあり、治療自体が怖いと感じる方は多いでしょう。
「治療が痛くて怖い思いをした」「虫歯が多いと怒られた」など、嫌な思いをした経験がある方は少なくありません。その経験が、「歯医者に行きたくない」という気持ちにつながります。
口腔ケアを丁寧に行っていても、虫歯はできてしまうものです。また過去に痛い思いをしたことで歯医者に行きたくない場合は、治療前に「痛みが苦手」と伝えることで配慮してもらえす。
口の中や虫歯だらけの状態を見られるのが恥ずかしい
歯科治療を受けることに抵抗を感じる方は少なくありません。特に口の中は人に見せることが少ない部分であるため、診察されることに羞恥心を覚える方も多いでしょう。
さらに虫歯の数が多かったり、抜けた歯の治療を先延ばしにしたりしている方は、自身の口腔管理について歯科医師から指摘されるのではないかと不安を抱えているかもしれません。
しかしながら、こうした気持ちから治療を避け続けることは、口腔の健康にとって望ましくありません。歯科医師は患者の治療を第一に考えているため、まずは気軽な相談から始めることをおすすめします。
独特な匂いや機械の音を苦手に感じる
歯医者では消毒液の独特な匂いが漂い、歯を削る機械の音が響いているイメージがあります。そのため、匂いや音に敏感な方は苦手と感じてしまうでしょう。
しかし、近年は空気清浄機を活用することで、独特の匂いが漂う歯医者は減っています。また音の少ない器具を使用して治療を行う歯医者も増えてきました。
機械の音が怖いと感じる方は、来院する前に問い合わせてみるのがよいでしょう。どうしても音に耐えられない場合は、耳栓を使用するのもおすすめです。
予約するのを面倒に思う
歯医者への通院では、基本的に事前の予約が求められます。継続的な治療が必要な場合は、診察のたびに予約を入れる必要があり、特に電話でしか予約を受け付けていない歯医者では、この手続きに煩わしさを感じる方も少なくありません。
このような状況を受けて、現在では多くの歯医者が、Webサイトや無料通信アプリを活用した予約システムを導入しています。電話での予約に不便を感じる方は、こうしたオンライン予約が可能な歯医者を選ぶと、より手軽に受診の予約を取れます。
歯医者に行かない3つのデメリット
歯医者に行きたくない気持ちも分かりますが、放置し続けると今よりも状態が悪化するかもしれません。ここでは、歯医者に行かない3つのデメリットを紹介します。
- 歯を失うリスクがある
- 治療回数が増える
- 治療費が高額になる
歯を失うリスクがある
虫歯が悪化した状態を放置していると、細菌が神経に到達して歯を削る必要があります。しかし削れる範囲には限界があり、ひどい場合には歯を残せなくなるので注意が必要です。
例えば、虫歯では神経が刺激されて痛みを感じますが、神経が死滅すると痛みが治まります。安心して放置していると、最終的に歯が抜け落ちるかもしれません。
虫歯が自然に治ることはないので、自分の歯をできるだけ残すためにも早い段階での治療が大切です。
治療回数が増える
初期の虫歯や歯周病のほとんどは、少ない回数で治療が終えられます。しかし、虫歯や歯周病が進行していると、治療回数が増えるので注意しましょう。
例えば、虫歯が悪化して細菌が神経にまで到達した場合は、神経を取る治療が必要になるかもしれません。また土台やかぶせ物の型取りなど、治療工程が増えるほど治療期間は長くなります。
歯医者に行きたくない・怖いと感じる方こそ、少ない回数で治療が終えられるように早めに相談するのがおすすめです。
治療費が高額になる
虫歯や歯周病が進行するほど、治療工程が複雑になります。そのため、虫歯や歯周病が初期の状態で治療を始めるよりも、治療費が高額になるでしょう。
例えば、虫歯により削る部分が多くなれば、詰め物やかぶせ物が必要です。状態がひどい場合は、抜歯しなければならないかもしれません。また抜歯した部分を補うための治療も必須です。
虫歯や歯周病は放置すればするほど治療費が高額になるため、できるだけ早い段階で歯科医師に相談しましょう。
虫歯が多くても恥ずかしがる必要はない
虫歯が多い口の中を歯科医師に見せたくない方は多いでしょう。しかし、虫歯が多くても恥ずかしがる必要はありません。
歯科医師やスタッフは、さまざまな症状を見慣れています。どのように治療するかのみを考えているため、虫歯を放置していたと怒られることもないでしょう。
また歯医者に行きたくないと考える方が多いことも理解しており、痛みやストレスができるだけ少ないように配慮してくれます.
歯医者に行きたくない方も、まずは気軽に相談してみよう
「歯医者に行きたくない」と感じる方は多いものです。子どもの頃の嫌な経験から、歯医者が怖いという方も少なくありません。
しかし、歯科治療は技術が向上しており、痛みやストレスの少ない治療を提供する歯医者が増えています。
怖いイメージはなくなりつつあるので、歯医者に行きたくないと悩む方も、まずは気軽に相談から始めてみましょう。